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R-3350 (航空用エンジン) : ミニ英和和英辞書
R-3350 (航空用エンジン)[よう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

航空 : [こうくう]
 【名詞】 1. aviation 2. flying 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
: [よう]
  1. (n,n-suf) task 2. business 3. use 

R-3350 (航空用エンジン) ( リダイレクト:ライト R-3350 ) : ウィキペディア日本語版
ライト R-3350[らいとあーる3350]

ライト R-3350 サイクロン 18(Wright R-3350 Cyclone 18)は、アメリカカーチス・ライトによって開発・製造された航空機空冷星型エンジン。通称デュプレックスサイクロン(''Duplex Cyclone'' =二重のサイクロン)エンジンとも呼ばれる。B-29戦略爆撃機に搭載され、対日戦に非常に大きな役割を果たした。このエンジンは、当時の航空機用レシプロエンジンとしては、最大規模の出力を誇る。しかし、その分開発も非常に難航し、開発自体は第二次世界大戦の開戦以前から開始されていたが、大戦時にB-29に採用されるまでには長い期間が必要であった。戦後は民間旅客機のエンジンとして、ターボコンパウンド仕様のエンジンが製造されたが、こちらは信頼性に欠け、不評であった。
== 開発経緯 ==

1927年にライト(''Wright Aeronautical'' )は有名なサイクロンエンジンを開発し、1930年代の航空機に多く用いられていた。1929年、ライトはカーチスと合併しカーチス・ライトとなったが、1,000馬力クラスのエンジンの開発は続けられた。1931年に完成したR-1820 サイクロン 9は、1930年代、および第二次世界大戦初期の軍用機において広く使われたエンジンの1つである。
同時期に、航空用エンジンメーカーのプラット・アンド・ホイットニー(P&W)は、有名なワスプ・エンジンのシリーズの開発を始めた。この二重星型(複列星型)のワスプ・エンジンは、サイクロンよりコンパクトで高性能であった。1935年、カーチス・ライトはP&Wに追いつくため、サイクロン 9をベースにした新エンジンの開発を開始し、これを複列14気筒化したR-2600と複列18気筒化したR-3350が開発された。
1937年5月に最初のR-3350の試運転が行われたが、このエンジンはやや気難しいことが判明した。運転状態が安定しなかったことに加え、14気筒のR-2600がはるかに大きな注目を集めたことで、開発スピードは上がらなかった。1941年になってようやく、アリソン製のV-3420 エンジンにかえてXB-19に採用され、R-3350は初めて空中にあがった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ライト R-3350」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Wright R-3350 Duplex-Cyclone 」があります。




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